君はまた僕を好きになる。

「ゆう…」

「おねがいだから…ひとりにして…」


半裸の体を必死で毛布でくるみ

大粒の涙を流しながら

優香は何度もそう呟いた…


「ひとりにして…みないで…」と…


悔しさと怒りに震える俺は、ようやく立ち上がった直人の胸ぐらを掴んで壁に押し付けて

憎悪で満ちた瞳で直人を見た。


「直人…どうしてお前こんな事したんだよ!?」


こんな状況になっても、心のどこかで、これが何かの間違いだと目の前の現実を受け止めたくなかった


そう信じたかった馬鹿な俺がいた…



けど、その想いは
直人の言葉にガラガラと音を立てて崩れ落ちた…




「優香を…優香を愛しているからに決まっているだろう。」


直人は、俺の目をそらすことなく

真っ直ぐ見据えたまま


そう…


ハッキリと



俺に…言った──…。



「優香を…愛しているからだよ…」




────……。




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