君はまた僕を好きになる。
────────────────────── まるで──…この空間だけ──…時が止まった気がした──……
「ヒック──ヒック──ヒック──…」と優香の泣きじゃくる声だけが──俺達の存在をこの世界に留めているようで──…
ぬくもりが…ドンドン俺の体から剥がれ落ち…
凍てつく寒さに心が今にも凍りついてしまいそうだ…。
乱れた呼吸を必死で整え
やっと出た俺の言葉は
「出ていけ──もう─…二度とお前の顔なんか見たくねぇ─…
出ていけよ──…
この部屋から…
俺達の前から消えてくれよ──…」
長い沈黙の後、直人は──…
「──フッ……分かったよ──俺も─…そのつもりだったから…
もう…二度と、お前達の前には現れないから…心配するなよ──…じゃあな…」
そう言い残して
床に転がった服と持っていた鞄をてにとり、部屋を出て行った──…。