君はまた僕を好きになる。
「あたしも…あの日…同じ船にいたんだ─…」
「えっ─…?」
「当時、バイトでね。船の中でウエイトレスしてたの。
その時に、あたし、2人を見かけて…
なんだか、声かける勇気なくて─…
2人を避けてたの─…
そして、次に2人を見かけた時に、直人くんも一緒にいて─…
あたし、陰からドキドキしながら直人くん見てた─…
声、かけてみようか、どうしようかって、凄く悩みながら…
そしたら、気づいちゃったんだ──…
直人くんが、まだ優香の事を好きなんだったって─…
不思議だよね─…
好きな人の事なら、そんな事まで気づいちゃうっていうかさ─…
だから、余計に声かける事ができなくて
ただ…ただ見てた─…