君はまた僕を好きになる。

次の日の朝

「おはよう」

「お、おはよう」

いつもと変わらぬ朝の風景


「お前も食べるか?」

なんて言いながら
目の前のトーストをパクついている敦史の唇に無意識に視線がいってしまう…。

「どうした?ボーと突っ立って。早く食べねーと、お前の分まで食っちまうぞ」


「なっ!?ちゃんと残しておいてよ!あたしの分!ちゃんと食べるんだから!」



「ならサッサと座れよ。」


なんて憎らしくなるような素っ気ない言い方をしながら


焼きたてのトーストにバターを塗って「ほらよ」と渡してくれる。


そんなさりげない優しさが

凄く嬉しいと
あなたに伝える事ができずに


「ありがとう」

と冷静を装い
椅子に座り
渡されたトーストを食べ始めたあたしは


あなたにとって


どんな存在なの…?


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