いちばんの星
――――――
どうしてあんな事を言ってしまったんだろう…
咄嗟に出た言葉とはいえ、あの時のヴェルヌの悲しげな顔…
その顔が頭から離れない…
「…どうすればいいの…」
中庭の椅子に腰掛け、ミュリエルは頭を抱えていた。
そんな時、そんなミュリエルの様子に気付いた人物がゆっくりと彼女に近付いてきた。
「どうしたの?」
聞き覚えのある優しい声…
「スティークさま…」
顔を上げたミュリエルの目の前にはスティークの優しい笑顔があった。
椅子に座るミュリエルの視線に合わせるように片膝をついてかがんだスティークは、指でミュリエルの頬を伝う涙をふくと彼女の隣に腰を下ろした。