逆はーれむ!【修正中】


”その、あと5ヶ月位したら、
 この写真の女の子が、あなた達の家に
 住みに来るの・・・。

 だからそのときは、3人で
 面倒を見てやってくれないかしら。
 あと、あなた達は血の繋がりは
 ないの・・・。
 いいかしら・・・・?”

”あ、はい・・・かまいません。
 弟達もきっと賛成してくれると思います”

”ありがとうそれじゃあ・・・”

”はい”


ついうっかりはいと言ってしまいましたが
はぁ、困ったことになりました・・・
男三人の家に女の子が来るなんて。

弟たちになんて説明をすれば・・・


「おーい。みつ兄!ちょっと教えて」

「はい。あれ?遼君はいないんですか?」

「バカに聞いたらどうせ間違えるから、賢いみつ兄に聞く」

「そんな事言ったら、遼君が怒りますよ。」

「いいの」

「で、どこが分からないんですか?」


実は僕は、教師の免許を
持っているんですが、
実際教師はしてません。

虎君は中2なので、
まぁ、問題は分かると思います。


「ここ」

「数学ですか」

「そう。意味わかんない」

「え~・・・と。簡単ですよ。ここにxとyの値がありますから、コレで式をつくれば・・・」

「あ、ほんとだ・・・。簡単だった~、ありがとう♪みつ兄」

「いえ、虎君の役に立てたのなら。・・・時に虎君、これは1学期の物ではないのでしょうか?」

「う・・・・。ま、まぁいいじゃん!!!」

「しょうがないですね」

私は、苦笑しながら、虎君を
見ました。

虎君は、かなりあせった顔を
していました。









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