桜の恋心
私の名前
あの出来事があってから
春斗さんは頻繁に私に会いに来てくれる。
実際は本体である桜の私に――。


もうすぐ彼の来る時間。
昼食を私の傍で食べてくれる。
ほら、彼が来た。


『今日も綺麗だな』
彼はいつもこの言葉をくれる。
なんだかくすぐったくて、でも、あたたかい気持ちになるの。


だから私も答えるの。

「ありがとう春斗さん」
って。声はあなたに届かないけど、彼の言葉が嬉しかった。


そんな時、彼がこんなことを言いだしたの。
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