地味女×イケメン男子
『誰かいるの?』
私は気がつくと、個室を飛び出していた。
『なんだよ、地味女じゃん。
何?盗み聞きしてたの?きもーい』
ーキャハハハー
笑い声が響く。
私はスカートを握り締め、深呼吸をした。
そしてー…
『大翔君と別れてよ。
私は何されてもいいから。』
震える声で言った。
周りの女子は黙ったまんま。
『そんなに大翔が好きなの?
でもね、あんたが大翔の近くにいるだけで目障りなの。
存在が邪魔なのよ!』