幸せの方程式

『ようこそ、幸せの方程式へ…』

朝起きると目の前には昨日の男の子が立っていた

『どうしてここにいるの?』

『どうしてって貴方が望んだからだよ』

私には今の状況がのみこめていない

『なんで私の部屋にいるの』

すると少年は笑い出す

『何がおかしいのよ?』

『ここ、貴方の部屋じゃないですよ』

私は驚きながら周りを見渡す。
すると周りは赤い霧のようなものが充満していて、すぐに自分の部屋じゃないことに気づく

『ここはどこ?』

『望んだんですよ』

『…え』

『望んだんですよ、幸せになりたいって』

私は状況がまだ飲み込めていない

『ここはね…幸せになりたい人が来る場所なんです。ここには様々な幸せがある。貴方はそこから幸せを探すんです』

『私が』

『そうですよ。幸せになりたいんでしょ?』

私は黙って頷く。すると少年はにっこり笑う

『なら始めましょう』

…幸せの方程式

せれは幸せを探す世界
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