ヤンキー彼氏は世界一
「お母さん!!……たっだいま」



「……………。」








お母さんは聞こえてないふりをした。



お母さん。
わたしは、ここにいるよ。


泣きたくなった。



でも…

もう逃げないよ。


「お母さん無視しないでよ」


そう言ってもただ振り向くだけ、


でもわたしは、自分の気持ちを伝えた


「お母さんはわたしが嫌い?
わたしは、いない方がいい?

わたしが頭悪いから?

わたしは、ちゃんとここにいるよ」







そう言うと

「嫌いなわけないわよ………。

ごめんなさい。
お母さんゆりあ嫌いぢゃないわよ。
お母さんゆりあから逃げてた。
勉強できないし、お姉ちゃんとは全然違うゆりあに
どう接したらいいかわからなかったの。だから…


だからいない方がいいなんて言わないで…」


そう言って泣き崩れた。

わたしも涙がどっと溢れて
お母さんに抱きついた。




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