ヤンキー彼氏は世界一
次の日。

「起きろ!起きろって」


ん?私寝ちゃったんだ。

私は床ではなくベッドにいた。

彼がベッドへ運んでくれたんだ。

「すっスイマセン。寝てしまって」


「いいんだよ!お前学校わあ?今日学校だろ!」

「………」


わたしは、行きたくないし、家に帰りたくなかったため黙り込んだ。

「家帰りたくないのか?」

わたしは、黙って
うなずいた。


すると、「しょうがねえな」

と男の人は、タバコを吸い始めた。


「お前名前聞いてなかった。名前は?」

「柳 ゆりあです。あなたは?」

「俺?恋斗だよ。お前より2つ上だ」

「そうなんですか。」


「んで!?今日どーするよ
家の人心配すんぞ」


「…しない。心配なんかしないもん!」


私がそういうと、

恋斗は、優しく頭を撫でた。

でもこれ以上お世話になるわけには、行かないので
とりあえず、家に帰ることにした。
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