私の先輩
・始まり・
あれ・・・?
松田先輩が2人?

第1印象はこんな事思ってた。
遠かった・・・ということもあるけど
目がすこし悪い私にとって
2人は本当に似ているように見えた。
松田先輩に似ていた人・・・
その人は北海道から転校してきた先輩。
このとき私はまだスキな人がいた。
正確に言えばそう思ってただけかもしれない。
7年間も片想いしてきた人。
バレンタインのチョコは毎年あげた。
ホワイトデーにはお返しが必ず来た。
だけど付き合ってる訳ではなかった。
だからかもしれないけど、
この時はまだスキかは分からない感情だった。
こんな時にこの正体がよく分からない先輩が
私の前に現れた・・・。


「かっこいいー・・・」

そう思った。





・・・~なんて恋愛小説や少女マンガじゃ
ありゃしないんだからそんな事はない。
ただ、謎が深そうな先輩だなあ~・・・っと
のん気に考えていた。

「か・・・・スか・・あすか!!」

名前を呼ばれてる事に気づく。
「っああ・・・ごめん?何??」

「もうっ!!何見てたの?何回呼んでも気づかないんだから!!」
「ああ・・・ごめんね☆」
< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop