─泣き虫×強がり─
──ガチャ…
「俺の家に来い」
扉が開いて隆くんがでてきた。
「えっ…でも」
急に女が泊まったりしたら
迷惑なんじゃないのかな?
「いいです…
あたし、まだお金あるし
ホテルでも探してみます」
「俺のことなら
気にすんな」
「……」
どこまでも優しい隆くん。
それだけで十分。
「大丈夫ですっ!!
今日は本当に
ありがとうございました。
じゃあ、失礼します」
と言うとあたしは
部屋を飛び出した。