猫は太陽が好きなんだ
「・・・・・・。」

只今、コイツと戦ってます。
理子が俺の餌として置いて行った魚。

生。

煮られても切られても無い、そのまんまの魚。

理子はお風呂に入りに行くと言って部屋を出た。

魚と俺を残して。



実を言えば魚が苦手な俺なのだ。
人間の言葉を喋る猫でも、やっぱり魚は好きと認識されるのだろうか。


俺は目をパッチリ開いて魚を見つめる。
魚は銀のうろこをきらめかせながら、こちらを直視。


「こ、こっちを見るなぁ!!」


つい魚に反抗。
そんな自分にため息をついてしまう。


「何、魚と格闘してんだよ。」


生意気な口調が後ろから聞こえる。
振り向けば、天使が居た。

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