水泡玉~先輩~



カリナの呼びかけに
気づいた雄介君が
手を振った


ぼーっと
その様子を見ていたとき

私の心臓がうるさくなって
胸が苦しくなった


先輩っ!

っ~~!!

どうしよう
ドキドキしすぎ
どんどん体温が上がるのが分かる


そんなことも知らずに
カリナと雄介君は
2階と昇降口の壁を越えて話していた




目が離せない
先輩
先輩どうしよう!!

もう目があって
何秒たっただろう

どうして
そらすことが出来ないのかな


恥ずかしいよ



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