水泡玉~先輩~



『一応、肩のほうもやったんですけど
 どうですか?』


調子はどうなのか聞いてみた

『うん、
 すげーよくなった』


と笑顔でかえしてくれた



良かった
私、なんとかマネージャーとして
役に立てたんだ!
と嬉しくなった



『じゃ、練習もどるわ!』


と言いながら亮先輩は立ち上がった



ちょっと待って?
いきなり練習始めたら
また同じこと繰り返しちゃうから

今日は軽めに練習してもらおう

と思い
先輩に呼びかけることにした

『亮先輩!
 今日は、軽い練習にしてもらえませんか?
 まだ、足や肩の調子が・・・・』

と少し遠慮がちに言った







< 95 / 151 >

この作品をシェア

pagetop