時計仕掛けの宝石箱
自分の事を恐ろしげに見ているのは、ついさっきまで共に騒ぎ、笑い合っていた友人達。

彼らは少年の瞳に映る恐怖の色濃さに、ビクリと身を硬直させた。

それでも少年は希望を捨てずに、怯え竦んでいる彼らに精一杯の笑顔を見せた。

少年にとっては安心させるためにとった手段だった。

しかし実際、周囲の人間には、異常で狂気を含んだようにしか見えなかったなど、
少年は知る由もなかった。








「‥た、助け」

バジュッッ!!!!








そこで、少年の最期の言葉は‥強制的に終了させられた。
< 123 / 195 >

この作品をシェア

pagetop