弾ける私情


花柚わ学校でも
目立つ存在だった。

綺麗でスタイルも良くて
明るくて良い子だと…
友達想いの
優しい少女だった。


その花柚が…

友達から怖がられ
周りにヒトをつけなくなった


まったく笑わなくて
いつも冷めた目をして…

次第に
花柚わ孤立していった。



あの日から
あたしわ …
人間とゆうものを
忘れてしまった。


以前のあたしなら…
金八先生で…
ドキュメント番組で
火垂るの墓で……


涙を流していたのに

今のあたしわ
鼻で笑ってしまう。

「あたしの方が……」


((辛いとでもいいたかったのだろう…))



あたしわ
自分なんかど―でも
よくなって…

まえわ大嫌いだった
援交を始めた。

物を買うと
ココロが落ち着いた。
金を握ると
自分を許せた…。


まえなら
援交で声をかけられても
断っていた
あたしだったのに……


今の花柚に
昔の花柚の面影わ
なかった…。


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