我ら地球防衛中学生!!


「だって、春休みが終わっちゃったし。」


「はぁ?何、言ってんだ?春休みとか俺、もうワクワクしてコレほど、春休みが長いと感じたことないぜ。」


 え~僕には、むしろ短すぎたよ。もうちょっと長くても良かったよ。むしろ春休みだけで、夏休みに突入しても良かったぐらいだよ。


「雄二は大丈夫そうだよね・・・成績、あまり良くないモンね」


「おぅ、朝から喧嘩売るとか、お前元気だな。」


 え?僕、今何か悪いコト言った?


 何が悪かった?


「おっはよ~さん、なんや、お前たち朝からいちゃついてるんか?ええな。若いって。」


 祐太が、雄二はきっと昨日の夕飯に嫌いなものが出たんだ。とか見当違いな思案に暮れていると、さらに後ろから声をかけてくる女性が一人。


 ポニーテールとソバカスがとってもまぶしい、美並楓さんである。


 中学に入ってからある一部分がとっても急成長を遂げたことで、一躍一部男子からとても人気が上がった女生徒としても、有名。


 関西弁を使っているからといって、関西人ではない。


 だって、小学校から一緒だし・・・。
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