我ら地球防衛中学生!!


「お前は、相変わらず元気だな。」


「はぁ~、美並さんも大丈夫そうだよね、おっぱい大きいから。」


「よぉ、祐太、朝から私にどつかれる勇気があるとは、恐れ入るな。」


 え?僕、また何か悪いこと言った?


 あれ?


 何だろう?朝から二人の機嫌を損ねるようなこと言ったかな?


 って、痛い。美並さん本気で痛い!


 グーはやめて!


 グーの上にちょっと中指の間接少し出してパンチの威力挙げる細かな芸当やめてぇ!


「あのなぁ、お前ぐらいだぞ。中二のクラス替えとか、うちらの学校では一大イベントじゃねぇか?」


「そうや、祐太。なんでそんな暗い顔してんの?」


 むしろ、二人はなんでそんな、いかにも俺希望に満ちてるぜ・・・って顔できるのさ?


 そりゃ、二人はSクラスになる可能性低いと思うからいいと思うけどさ。


「よし、祐太、歯食いしばれ。」


「ついでに、目もつぶったれ。」


 読心術!!


「痛い!ちょ、マジで痛い。チョキとかやめて、眉間ぐりぐりするのやめて!」


「いやいや、殴る前に叫ぶな。」


 あれ?


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