我ら地球防衛中学生!!


「艦長!私、主砲撃ちたいです!」


「却下。」


 いきなり、何を言い出すんだ?この操舵手は?


「高度、5000メートル到達ですわ。」


 なんだかんだ言いながらも、このお嬢様オペレーターが真面目で助かるよ。


「微速前進。航路東40度。くれぐれもずれるなよ。」


「な~んか、つまんないわ。だって、この航路だって、本来はうちらが決めたわけちゃうやろ?」


 当たり前だ。


 勝手に動いて溜まるか。


「そりゃ、日本航空や、自衛隊、アメリカ駐屯基地との兼ね合いもあるから、勝手に動くわけには行かないだろ?」


「ほんなら、主砲ぐらい撃ってもええんちゃうか?」


「なんでやねん?」


「艦隊巨砲主義はロマンやろ!」


「黙れ、操舵手!」


「うち、副艦長なのに・・・。」


 そうなのだ。どういう理屈なのか分からないが、操舵手というのは、なぜか副艦長のポジションなのである。


 つまり、斉藤雄二が風邪を引いてしまったり、なんだかの理由で戦艦ホムラの指揮をとれなくなった場合、美並楓が艦長になるのだ。


< 28 / 119 >

この作品をシェア

pagetop