☆★年下ヤンキーとあたし★☆
先に公園についた千里はベンチに座った。


年下の隼人君だけど、男の人とこうして約束して会うのはすごく緊張する。

しかも隼人君『OK、そんなに俺に会いたいんだな、よしよし、今すぐ行ってやるよ』って……。

確かにあたしは隼人君に会いたいって言ったようなものだけど……。

これじゃあなんだか付き合ってるみたいじゃん……。



千里は心の中でそう独り言を言ってると顔が赤くなってきた。

一瞬一人で何妄想してるんだろあたし、って思った


しばらくすると三角公園に隼人君が来た。
学ランの下に赤いTシャツを着て、黒いブカブカのズボンを着ていた。


「隼人君……。」


「おう、」


「け、怪我は大丈夫?」


すると隼人君はいきなりうずくまり苦しそうに言った。


「やべぇ、あばら超いてぇヤバい死ぬ!」


隼人君はあばらを押さえてオーバーリアクションをとった。
あたしにはなんだかリアルに見えたどきんとした。


「え、え、隼人君大丈夫!」


隼人君はすこしにやけた後、大爆笑し始めた。


「バーカ、おまえホントに単純すぎだよ。」

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