あたしは妹×あたしは総長

―キーンコーンカーンコーン



「あ、チャイム鳴った。あたし行くね。」

「気をつけろよ?どうせ嫌な予感するんだろ?」

「あぁ…。」

「雫の野性の勘はよく当たるんだし。」

「誰が野性の勘だって?」

「まぁ気にするな!!」



仁チャン笑って誤魔化した…。



後で絞めて殺る。



でもあたしの勘って当たるんだよな…。



特に嫌な事に限って…。



廊下を歩きながら考えた。



「はぁ~…。」



膨んで行くあたしの不安。



もうどうすりゃいいかわかんねぇ。



誰かあたしを助けてくれ!!




< 170 / 316 >

この作品をシェア

pagetop