自己中王子の扱い方

[THUBASA]


「…咲姫?」


1時間ほどの昼寝からおきてリビングに行くと

誰もいなかった…



「…」



俺はなんであいつを探してるんだ…?



「…かちゃ」



咲姫が使っている部屋のドアを開ける

まぁ、俺んちだから勝手に開けてもいいよな?



「…すぴー…」



…なにこいつ…寝てるし…

机の上には宿題と思われてる紙。

しかも全然進んでない

しかも全部間違ってる



「おい、起きろ。」



なんで起こそうとしてんのかわかんねぇ…

けどなんか、起こしたくなった



「おい…」



腕をつかんで持ち上げようとすると

その腕が首にからんだ



「…ん…」



は!?

なにこいつ…寝ぼけてんの?


…まじで…やめろって…



「…んッッ…」


わかってる…

寝ている間にキスしてしまった




「おい!!咲姫!!」



なんか、まだ寝ていたらそれ以上してしまいそうだ

俺…なにしてんだ…

なんでこんなばくばく言ってんだ…?




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