【長編】距離

芯 side

-トントンッ


僕は、朱菜の部屋をノックした。


「はい?」


「芯だけど....」


「どうぞ。」


僕は、朱菜の部屋に入った。


僕がもう少し小さい頃は、朱菜の部屋のベッドで一緒に寝たっけ。


僕は、その時から....



「芯、どうしたの?」


朱菜は、綺麗だ。


どうして、僕と朱菜は、年が離れてるの?


まだまだ、ガキな僕だから。


「なんとなく来ただけ。
さっき、愛姉が戻ってきたから。」


「芯も相談?」


笑顔で聞いてくる朱菜。


かわいい。


「朱菜は、好きな人いるの?」


なんとなく聞いてしまった。


ショックを受けるのは、確実なのに....


「いるよ。
芯は?」


「僕もいるよ。」


「そうよね。
芯も恋する年頃よね。
どんな子?
同級生?」


朱菜は、全く僕の気持ちがわかってないみたいだ。


恋姉や愛姉には、気づかれてんのに。


たぶん、お母さんやソウママにも。


朱菜って、鈍感?
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