【長編】距離
私にとってよかったはずなのに、修の戸惑う顔を見て辛かった。


「陽向と朱菜は、席をはずしてくれない?」


「どうして?」



ここまで、話してるのに....



「私と陽生は、修との関係性をいいたかっただけなの。」


「わかった。
現実は、そうでも。
修と兄弟ってのは、変わらないから.....
修、明日からもよろしくな。」



「あぁ。」


修は、陽向の言葉に照れくさそうに返事した。


陽向は、修の返事を聞くと部屋からでた。


「あ、後は、なにを話すの?」


私は、気になる。


「母さん。
朱菜にも話していい事だよな?」


私も関係あり?


「そうね。
私たちは、三緑さんの言葉なんて信じる気なかったわよ。
本当は、ななくん.....
孝知のおじいちゃんが引き取るはずだったんだから....」


私が、お母さんたちの決心を変えた?


そんな変えるような事が私にできるの?


てか、できたって事よね?
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