スイート*ハート~絆のラブリーDAYS~




何度も優しく唇を重ね


おでこや まぶたにも
先生の唇が触れる



鼓動は激しく高鳴り


甘い胸の震えは指先まで伝わる



そっ……と
ベッドに倒されて


私を見下ろす真剣な目



普通に呼吸するのも
どうしていいか わからなくなる




「……無理、しなくていいから
ダメそうなら言って
途中でやめるから……」



…………ドキンッ



「………うん…」



小さく うなずくと



先生が唇をふさいだ



今までしたキスとは全く違う




先生の唇に
食べられちゃうみたいに
挟まれたり吸われたり



キスで唇が濡れる
なんて知らなかった



時おり、目が合うと

初めて先生の男の人の部分に
触れた気がした


「大丈夫?」って私に訊くたび


先生に余裕が
なくなっていくのが分かる



先生の唇が指が私に触れるたび
幸せで嬉しくて



女の子で良かったなぁ
って思った



女の子がいいって思うのは
いつも可愛い物と出逢えた時



だけど 今は


優しく だけど力強く
先生に抱かれて



彼の男らしさを感じると


胸は甘く苦しく震える



全て身を委ねる気持ちよさに



女の子で良かった


先生のたくましい腕に包まれて



先生を受け入れられる


女に生まれて
良かったって思った





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