スイート*ハート~絆のラブリーDAYS~




リビングのソファーに
私を座らせ



「ケガしてないか?」


床にひざをついて
ケガしてないか
私の身体を見る



「大丈夫………。柊」


「うん?」


「寝坊しちゃってごめんなさい」


柊は 優しく微笑み


「いいんだよ。疲れてるんだ
ゆっくり寝てて良かったのに」



私の隣に座り 髪を撫でた



………ダメなんだよねー


仲良くした次の日は


どうしても寝坊しちゃう……



「決めたっ」


グッと手を握りしめ


「仲良くするのは
金曜日か土曜日の
夜のみにしようっ!」



「……あの、絆さん?
オレ、その決意表明聞くの
もう4回目なんだけど
デジャヴ…………かな?」



首を傾げる柊の腕を掴み



「だったら、
なんで平日の夜するのっ?
私が寝坊しちゃうの
知ってるでしょっ?」


柊はじとーって私をにらみ


「……………………
(誘ってくるの絆じゃないか)」



「なによぅ」


はぁ……ってため息ついてから


「何でもない。
オレは別に絆が寝坊しても
いいって思ってるから」



そーゆー甘やかしは
いかがな物かしら?


新妻のためにならないぞっ



「あ、もう行かなきゃ。
朝ごはん、
ダイニングテーブルに
あるからちゃんと食べなよ」



私の朝ごはんまで………


ますます情けない………(泣)




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