スイート*ハート~絆のラブリーDAYS~



私のせい?


「なんで?
私、英徳に知り合いいないよ」


「絆は有名だよ」


「なんでっ?」


「藤代先生の30こ下の妻」


「あー、そっか」



そういえば、
私と結婚したせいで
英徳PTAとかに睨まれて
大変だったっていうか
今も大変なのか………



「ごめんね、柊」


柊は眉を寄せ


「なんで絆が謝るんだよ
……ま、それで変な誤解が」



「誤解?」


「うん。48で18の美少女をおとす恋愛テクの持ち主なんだってオレ」



ツッコミどころ ありすぎで
何も言えない



「放課後、実験室に生徒が
『相談あるんですけど』って」


「えー?
柊が恋愛相談のってるの?」


「そーだよ」


「きゃははははは……
おもしろすぎーっ」


「あ、絆、笑いすぎだ」


少しムッとした柊が
私に軽くパシャッと
お湯をかけた


頬が濡れて


「わわっ!やったなぁ」


柊にバシャンッ!と
思い切りお湯をかける


前髪からびっしょり濡れた柊が


「…………絆ちゃん……」


低い声で


「手加減はいらないみたいだな」


バシャバシャ


「きゃあっ、柊が先だもん」


バシャバシャバシャ


お互いにシャワーを
頭からかぶったくらい
びしょ濡れになるまで
お湯をかけあった。



全く、柊は子供っぽいなーヤレヤレ




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