スイート*ハート~絆のラブリーDAYS~




バァーカ?



むっかぁぁぁぁぁ



「ヒドイよっっ!
私、恋人なのにぃ
結婚するのに~っ」

ポカポカ先生の胸をたたく


「あのね、
オレはオジサンだからね
そーゆーノリには
ついて行けません」


「ちゅう くらいしてくれたって」



「あーダメだね。
キスを ちゅう とか
言っちゃうところが
恥ずかしい」



「むき――――っ!
ちゅう の どこが悪いのよぅ」



私が怒るたび
先生の顔がにやけて行く



堪えきれず先生は
「ふはは」って吹き出した



「あはははは………」


先生はお腹を抱えて笑って


私は だんだん
恥ずかしくなっていく



「先生……からかってたの?」


わざと私を怒らせて?


「だ、だってさ…あはは…」


先生、笑いすぎだしっ!
ひ、ひどいよっっ!


純粋に ちゅう して欲しかった
オトメゴコロをからかうなんて



「……もぉ、先生のバカっ
知らないっっっ」



プイッ 先生に背中を向けると


「あはは……ごめん。
ごめんなさい、絆さん
許して?………ははは」


「笑うか謝るか
どっちかにしてくださいっ」



「だってさ、きぃ面白いし」


うくく と笑いながら
先生は ポンポン私の頭を撫でた


「ごめんね?きぃ」



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