スイート*ハート~絆のラブリーDAYS~




教会での式を終え



レストランを貸し切り



結婚披露パーティーをした




シャンパンを飲み過ぎ


酔った修ちゃんが


ガバッと私を抱きしめ



「しゅ……修ちゃんっっ!」



抱きしめたっていうより
もう羽交い締めって感じだけど




「おいっ!藤代っっ」


修ちゃんは先生を指差し


「てめえ、キッズを一度でも
一瞬でも泣かせてみろ?」


最初きょとんとした先生は
だんだん優しく笑って
修ちゃんを見つめて



「キッズを泣かせてみろ!
オレが許さねぇ………」



と言ったところで



叔母さんにボカッと殴られ



「なにやってんのっ?
キッズはもう
藤代先生の物なのよっ

だいたい、アンタは藤代先生に3年間もお世話になったでしょうっ!」



「いてぇなっ!母さんっ!」


叔母さんに引きずられ
修ちゃんは会場の後ろの方へ



修ちゃんから
解放された私は先生に



「先生って3年間も
修ちゃんの担任だったの?」



「ある意味、腐れ縁だよな」



先生は笑って
修ちゃんの元へ行き



「必ず幸せにするから
安心しろ」って言って



急に教師の顔になり
「大学生活はどうなんだ?」
なんてことを話してた





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