私の執事サマ

春樹と和樹にエスコートされるままに車から降り、洋風でオシャレな校舎に向かって歩き出す。


内心心臓はバクバクだけど、決してそれを感じさせないようにゆっくり優雅に歩くように気をつける。


真っ直ぐ前を見、背筋を伸ばして少しだけ顎をひいて一本道を歩くように。


これらは全て春樹と和樹に教えられたこと。


これが出来るまでにどれだけ春樹の冷笑を見たことか…

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