バスルーム
~君の魔法が解ける時間~
『心配してくれたんだ…?』
薄く開いたジュンの目はバスルームのやわらかい光を反射してオレンジ色に見えた。
あたしの両肩を掴んでいた手がそっとはなれていった。
『別にそんなんじゃ……。そういえばジュン,高校生じゃないんだね?』
『え,俺20だし。大学行ってるよ?そんな幼く見えた?』
『幼くないよ…でもあたしと同じくらいかと思ってた。』
『ふーん。』
ジュンは興味なさげに答えた。
と思きや,あたしに顔をぐっと近づけて
『俺に興味でてきた?』
嬉しそうににぱぁと笑っている。
『ははっ,どうかな。』
あたしも自然と笑ってしまった。