イケナイ恋〜おにぃちゃんに寄せる想い〜(後編)
〜ゆらside〜
学校から帰って来た良介は、何故なのか元気がない…。
でも…どうしよう!!!
自分から告白しといて、困ってるのは変だよね((汗
告白する気なんて、一つもなかった。
ただ、夢の中の良介に伝えたかったんだ。
伝えちゃいけないと思ってても、夢の中ならいいと思った。
でも…現実で言ってしまった…
そんなの、開き直る以外ないよね。
でも…私には無理。
なんか、あの日からずっと…
良介には話し掛けづらい。
だって、あっちだって…同じように、気持ちを知ってるわけだから。
このまま、たくさん話してたら…今よりも良介を好きになるかもしれない。
そんなの…駄目。
兄妹なんだし…。
きっぱり、諦めつけよっ!!!
もう、こんな所で立ち止まってられないんだ。
ゆっくりでもいい。
とにかく、前に進まないと…。
私の時間が止まれば、良介の時間まで止まってしまう。
道連れなんてしない。
良介には良介の道があって、私には私の道があるはずだから。