田舎の王子様~照れ屋な俺様
…始める?何を。


キョトンとする私をよそに、南ちゃんはまーくんの隣に座ってる。


あれ~、小玉くんいないし。


部屋の中には、まーくんと他にクラスの男子が2人。


「ちょっと~。まーくん、小玉くんは?呼んだんじゃないの」


南ちゃんに言ってもしょうがないから、まーくんに文句を言ってみる。


「小玉ぁ?え、オレんなコト言ってねーけど」


まーくんは、眉をひそめて南ちゃんを見る。


「あはは、バレちゃった。ごめ~ん未紗、私一人で来る勇気ないから嘘ついたんだぁ」


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