田舎の王子様~照れ屋な俺様
えっ…?そうなんだ!


「南ちゃんひどぉ。小玉くんいるっていうから来たのに…」


「ごめんってば~。ね、今からゲームするから人数足んないしぃ。ねっ!一時間だけ…」


南ちゃんは私を拝んで頭をペコペコ下げる。


「やだってば。私ここにいる意味ないし」


振り切って部屋を出ようとすると、部屋の外で先生の声が聞こえた。


「お~、お前らちゃんと大人しくしとけよ。女子の部屋行ったりしたら、正座で3時間説教だからな」


廊下で、ハハハと笑う先生と男子の声。


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