弥生ﾜｰﾙﾄﾞ1★運命の人探してます

｢すみません…お土産の事は、先輩には上手く言っときます｣


バツが悪そうに頭を下げる岩本


｢あ、いや…私が忘れたのが悪いのよ…ごめんなさいね。お土産はスモークチーズよ。食べたこと、あるでしょ？あそこの高原の…｣


｢あ〜あそこですか！デートしちゃったワケですね！どうでしたか？先輩｣


ニタニタして目をキラキラさせている岩本を無視して、私はコーヒーを取りに行った


｢石川さん、優しい人ね｣


テーブルに座り、一言、誉めた


｢でしょ？先輩、優しいし、背、高いし、顔良いし、社長だし…どうして彼女がいないのか不思議だったんっすよね〜｣