俺様王子☆年下カレシ3
お店の近くにマスターの家があるのは知ってる。


…でも、そんなんでマスターのうちに行くのは気がひけるな。


「え…と、じゃあ。買うだけでいいなら行って来ます!」


「そんな冷たいコト言うなよ~。沢渡も行かせるからさ、二人で一緒においで」


げ。沢渡くんと!?


それはなおさら行きたくないよーな。


「オレ、もう品物のメモと、金貰ってっから。行こーぜ。浜中さん」


沢渡くんはいつもの微笑みで、私にそう言うと、マスターに挨拶してさっさと下に降りて行ってしまった。

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