俺様王子☆年下カレシ3
まぁ、類は友を呼ぶって言うし、実は似た者同士なのかなぁ。


「姉さん、こっちこっち!一緒にゲームやりません?」


彼がフニャンと笑顔を更に崩し、私に手招きする。


…怪し~い。大分前の、テニスゲーム事件もあるし、太久の友達は要注意だよね。


「ありがと。でも…私、ゲーム苦手なんだよね。太久が戻るまで一人でそこにいてね?」


「うわっ、冷て~なぁ」


彼はソファーに座り直すと、苦笑いして一人でゲームを始めた。


…ご飯食べよっと。今日の朝、自分で下ごしらえした食材を冷蔵庫から取り出す。


太久たちの分は作って行ったから、もうみんな夕食はすんでるよねぇ。


…それにしては、シンク周りが綺麗だった。
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