俺様王子☆年下カレシ3
一歩は胸元から離れると、また私の唇に戻ってくる。


…そして、制服のブラウスのボタンを…留めてくれていた。


…あれ?


最後の合図かのように、チュッと音をたてて唇から離れると


私の頭をポンポンとたたく。


「…嫌がってんのにやるわけねぇじゃん。今日はここまでで十分」


って言って、もう一度頬に軽くキス。


ミシミシ言う音が近づいて、鳥羽くんの大きな声が部屋の外から聞こえてくる。


「太久~!お前の部屋、どっちだっけ?」
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