そして秘密の時間(とき)を共に
涼が顔を上げて、私を見た。

真剣な表情。

熱いまなざしに、私の鼓動が高鳴る。



ドキン ドキン ドキン……



「おまえ、早く16才になれよ」



ドクン



えっ?

これって、あの……。

まさか……プロポーズ……って、言わないよね?

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