そして秘密の時間(とき)を共に
「ん? どうした?」

「今、誰かに呼ばれたような気がして」



でも、『みゆき』って名前は結構普通だから、私の事じゃなかったのかな?



「ううん、多分、気のせいだと思う。行こう」

私がそう言うと、涼は辺りを少し見回したけど、やっぱり知ってる人を見付けられなかったようだった。



「よし、行くか」

涼がそう言ったので、私達はそのまま会場を出て、駐車場へ向かった。

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