そして秘密の時間(とき)を共に
その時。



「美雪」

えっ?



誰かに呼ばれた気がして、辺りを見回した。

でも、そこには沢山の人が居て、誰が呼んだのか分からない。

誰も知ってる顔は見えないんだけど……。



「お待たせ」

涼がそう言って、戻って来た。

< 192 / 357 >

この作品をシェア

pagetop