そして秘密の時間(とき)を共に
「法律上認められてれば、胸張って一緒に居られるだろ? おまえだって、安心出来るだろ? ……でも……」

そこまで言って、涼は再び黙り込んだ。



「涼?」

ちょっと待ってみたけど、中々続きを話さないので、声を掛けてみた。

すると。



「でも、僚二の夢を見て、隆志に言われた言葉を聞いたら……分からなくなったんだ。本当に俺と居る事が、おまえにとって幸せなのか」



……涼……。

私は思わず、ギュッと腕に力を込めた。

それまで身動き1つしなかった涼が、私の手を軽く握った。

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