危険な彼女
それが"恋"というのに気づくのにそう時間はかからなかった。
亜紀の親友である美冬曰わく、亜紀はかなりの重症なのだそうだ。
そのときのことを思い出し、亜紀は「重症ってどれくらいなのかな?」などとのんきにつぶやいた。
まあ、それはおいといて、昨日は緊張しすぎて言えなかったけど今日こそは言わなきゃならない。
亜紀はゴクリとつばを飲み込み、頭の中でその言葉を繰り返す。
『一緒にご飯食べよう』
「………よしっ」
亜紀はニ、三回深呼吸を済ませ、教室にいる奈津を見た。
――がんばれ私!
がんばれ私!!
そう意気込んで、亜紀は教室の扉を開いた。
亜紀の親友である美冬曰わく、亜紀はかなりの重症なのだそうだ。
そのときのことを思い出し、亜紀は「重症ってどれくらいなのかな?」などとのんきにつぶやいた。
まあ、それはおいといて、昨日は緊張しすぎて言えなかったけど今日こそは言わなきゃならない。
亜紀はゴクリとつばを飲み込み、頭の中でその言葉を繰り返す。
『一緒にご飯食べよう』
「………よしっ」
亜紀はニ、三回深呼吸を済ませ、教室にいる奈津を見た。
――がんばれ私!
がんばれ私!!
そう意気込んで、亜紀は教室の扉を開いた。