お菓子のこころ《詩集》
さようなら


汚いことも
ずるいことも
たくさんしたのに

重ねた日々ばかり
自棄に綺麗で

不思議だね

別れがこんなにかなしいものなんて
知らなかった


ただ時間がくれば手を振って
果たせもしない約束を
お約束のようにするんだと

それでいいんだと思っていたのに


どうしてだろう
今 この瞬間だけは



私は嘘をつきたくない



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