お菓子のこころ《詩集》


壊すことはあまりに容易くて

嘘だと言えばその時点で今は夢となり

描いた永遠は呆気なく終わりを告げる




ありふれた不確かさの中 方向を見失っては 常に


おびえながら
泣きながら

朝を待つ 夜


それでも小さな光握りしめて
目を光らせて



ピンクとブルーで明日を描く




つめたいつめたい 夜






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