お菓子のこころ《詩集》
距離


何時も半歩前を行くあなたの
服の裾を掴むのが好きで

きゅっと少しだけ
力をこめてひっぱったとき
怪訝そうな顔で振り向いてくれるのが 好きで



無言で見つめれば
何だよって

少し困ったように笑う顔が 好きで




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