この恋が人生のすべてになった
予備校へ行く途中に私は家まで送ってもらった。
彼と佐々木くんを見送った後、地面に財布が落ちているのを見つけた。
また、彼でした。
どうするか悩んだ私は、彼が予備校から帰って来るだろう時間を狙い、彼の家へ向かいました。
彼は私を家の中に招いてくれた。
そして、私のことを嫌いじゃないと真っ赤な顔で言った。
私はそれがとても嬉しく感じた。
「そういえば、一人なの?」
私は家を見渡した。
「あぁ、母親は仕事で弟は父親と住んでる妹のとこに泊まりに言ってるんだ。」
彼はそう言って、私に温かいココアを出してくれた。
いつも態度の悪い彼だけど、本当はとっても優しくて、ツンツンしているのも照れ隠し…。
私はまだそれに気づいていなかったのです。
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