βιμε sκу
キス
夏休み。

未羅は部活があるので学校にいた。
いつものようにベンチから、練習風景を眺めていた。

だが、コートにはもう永遠の姿はない。
目を閉じると、コートを駆け回っている永遠の姿が、鮮明に蘇る。


最近、永遠と連絡がつかない。学校にも来ていない。
亮季に聞いても知らないと言うばかり。


会いたい…永遠。どこいるの?会いたいょ…


『未羅?どうかしたか?』

足を引きずりながら、聖夜が歩いて来た。

『なんでもない。』

『そうか。アイシングスプレー出して。』

『うん。どうしたの足?』

『ぶつかった時に転び方悪くて、足首捻った。』




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